ブックフェア「野生の蔵書」第1回「建築/インテリアデザイン古書フェア」


イベント詳細



阿倍野区のインテリアデザイン事務所から引き受けた品物を期間限定の古書フェアにて販売します。

開催期間:2019年6月29日(土)~7月25日(木)10時~19時(火金休・4週間・実質20日)
会場:居留守文庫(大阪市阿倍野区文の里3-4-29)
出品数:約1600点(書籍・雑誌/和書・洋書/全品1点限り)

【ブックフェア「野生の蔵書」】について

居留守文庫は小さな店ですが、年に数回は大口の買取依頼を頂いています。これからの時代においては、ご高齢の方、現役を引退される方の増加に伴って大口の蔵書整理・処分の依頼が増えてくることが予想されます。こうした時代の変化に対応して、売り方を工夫していかなければ、当店のような小さな店舗はすぐにパンク状態に陥ってしまいそうです(「取り扱わない」というのも選択肢の一つですが、依頼にはできる限り応えていきたい)。

先日、阿倍野区のインテリアデザイン事務所から多くの本が店に持ち込まれました。通常は一点一点査定し、買い取ってから販売するという流れになります。これまではこの方法で何とかさばいてきましたが、近い将来に限界がきて、取り扱いを諦めなければならないことも出てきそうな予感を持っています。そうなる前に何とかしたい、通常の「買取」以外にいい取り扱い方法はないだろうか、どうやって売っていこうか…と検品しながら考えていたら、あるアイデアが浮かんできました。それは、「買取にて全品引き受ける」ことを最終形としつつ、その前に「ブックフェア」を入れ込んで、蔵書のまとまりを最大限活かすという方法です。買取と委託販売の中間のような取引方法になります。依頼者にとって蔵書がまとまった形で販売されるのはおそらく嬉しいことだと思いますし、最終的に受け取れる金額が通常の買取の場合よりも多くなれば、いいことばかりということになります。ブックフェアは基本的にはシンプルな価格均一セールとし、お客様にはお得な買い物を楽しんでいただけるよう大胆な価格設定、段階的な値下げを行います。

このたび、本の買取依頼者であるインテリアデザイン事務所さんにこの企画について打診を行い、快諾をいただきましたので、【ブックフェア「野生の蔵書」】(=「まるごと」、「そのまま」といったイメージ)と題して、この取引・販売方法を実践してみることにしました。ニーズがあれば継続的に実施していきたいと考えています。